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こんにちは!本日の整備ブログは、ランドクルーザープラド(150系)のDPFトラブル解決事例をご紹介します。
「DPFの警告灯が消えない」「手動再生をしても途中で止まってしまう」といったお悩みをお持ちのオーナー様、必見の内容です。
1. 今回のご相談:1年前に修理したはずなのに…
今回入庫したプラドは、1GDエンジン搭載モデル。
実はこのお車、約1年前に「DPF洗浄」と「第5インジェクター交換」を済ませている車両なんです。
通常ならしばらく安心のはずですが、わずか1年で再発。
診断機を繋いでみると、驚きの数値が出ていました。
衝撃の診断結果:PM蓄積量170%!
通常の自動再生では処理しきれない**170%**という過堆積状態。
さらに、強制再生を試みても、DPFの温度が目標の400℃〜600℃まで上がらず、タイムアウトで終了してしまいます。
1年前に部品を換えているのに、なぜ温度が上がらないのでしょうか?
2. なぜ温度が上がらない?「出口」ではなく「入口」の問題
1GDエンジンのDPF再生は、専用のインジェクターから燃料を吹き、酸化触媒で「化学反応」を起こして熱を作ります。
今回、温度が上がらない理由は主に3つ考えられます。
触媒の「被毒」: わずか1年で、触媒の表面がオイルや未燃焼ガスで覆われ、反応できなくなっている。
排気の目詰まり: 170%ものススが壁となり、熱がスムーズに伝わらない。
エンジンの「燃焼不良」: そもそもエンジン内部が汚れていて、異常な量のススを出し続けている。
つまり、「出口(DPF)」だけを掃除しても、「入口(エンジン燃焼室)」が汚れたままだと、すぐにススが詰まって再発してしまうのです。
3. 今回の処方箋:W洗浄でリセット!
短期間での再発を防ぐため、今回は「出口」と「入口」を同時にケアするメニューを施工します。
① エンジン内部洗浄「ディーゼルプロ」
まずは「入口」の改善です。特殊な洗浄剤を循環させ、燃料ラインやインジェクター、燃焼室に溜まった頑固なカーボンを除去します。
これにより、**「ススの出にくい、綺麗な燃焼」**を取り戻します。
② DPF本体の再洗浄
次に「出口」のケア。170%のPMと、蓄積したアッシュ(灰)を専用薬液で徹底的に洗い流します。
これで酸化触媒の反応も復活し、スムーズに温度が上がるようになります。
4. 整備を終えて
今回の事例のように、DPFのトラブルは**「なぜ詰まったのか?」**という根本原因を解決することが重要です。
「1年前に洗ったばかりなのに…」
「最近、再生の間隔が短くなった気がする」
そんな症状がある方は、エンジン内部の汚れが原因かもしれません。
放置するとDPF本体の交換(数十万円コース)が必要になることもありますので、早めの「根本治療」をおすすめします!
気になる方は、ぜひ一度当店へご相談ください。
車種: ランドクルーザープラド 150系
エンジン: 1GD-FTV(2.8L ディーゼル)
施工内容: ディーゼルプロ(エンジン内部洗浄)、DPF洗浄